好きなレコード・ベスト3


 CDという言葉よりレコードという言葉の方がしっくりくるのはやっぱり歳のせい?

(1)グレン・グールドが弾いたバッハの「ゴールドベルク変奏曲」

 これは文句なしの一番ですね。無人島にたった一枚のCDを持っていくとすれば、このCDを迷うことなく選びます。このCDを聞いたことがある人なら理解してもらえるはず。
 グールドで他に好きなのはブラームスのインテルメッツォだけど、聴くとなんだかテンションが下がってしまう。よほど満ち足りたときでないと聴くことは危険かも。でもゴールドベルク変奏曲に劣らず好きな演奏のひとつです。

(2)カルロス・クライバーが振ったブラームスの「交響曲第4番」

 初めて聴いたときは「えらいあっさりしたブラームスやなあ」と思ったけど、聴くにつれて、すみずみまで計算しつくしたというか、「この曲はこう演奏するしかない」という完成度の高さを感じさせられます。今、他の人が振ったブラームスの4番を聴くと、妙に情緒的に過ぎて、緊張感に欠けるような気がしてしまいます。正座して聴きたくなるCDです。

(3)矢野顕子のベストアルバム「the very best of Akiko Yano」

 彼女の透明な声が大好きです。また、歌詞にほとんど横文字を使わず、日本語の響きの美しさに気付かされます。横文字を使えばそれなりにかっこよくまとめられるけど、どうしてもその言葉に心から共感することができなかったりして、リズムやメロディーを楽しむだけになっちゃうんです。

(番外)キース・ジャレットの「ザ・ケルン・コンサート」

 僕が初めて買ったCD。ピアノという楽器の表現力がこれほどまでに豊かなのかと思わせる一枚です。これはキース・ジャレットがその場の気分により即興で弾くというもの。ケルン・コンサートとは文字通りにケルンで催されたコンサートの録音ということ。他にもローザンヌやブレーメン、ブレゲンツでのコンサートがレコード化されていますが、僕としてはケルンの演奏が出色だと思います。ピアニストの息づかいが直に伝わってきて、その迫力に圧倒されます。



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