実験室 Vol.8

20GBの大容量ハードディスクに交換



DiamondMax Plus 5120(M92048D8)
Maxtor
購入価格:33,800円

 ハードディスクの残り容量が少なくなってきたので、思い切って、20GBの大容量ハードディスクに交換してみました。
 これまで使ってきたのは、Quantum社のFireBall EXの6.4GBタイプです。この3・4年はずっとQuantumのハードディスクを選び続け、初めてのFireBall(1.2GB)から、FireBall TM(1.7GB)、FireBall EX(6.4GB)と進化してきました。当然のこと、「次もQuantumで」と思っていたのですが、残念ながら99年6月末の時点では20GBクラスのお買い得モデルがなかった。
 そこで次善の策として選んだのが、Maxtor社のDiamondMaxです。僕が前にMaxtorのハードディスクを買ったのは、もう5年くらい前のこと。確か230MBのドライブで(型番は忘れた、分かる人がいたら教えてください)、7万円くらいしました。Maxtorのドライブはスピードの速さで人気はあったけど、けっこう発熱が激しいんですね。今ではそれほどでもなくなってるみたいですが、どうしても昔の印象が強いのでこの数年は敬遠してました。
 で、何を買ったかというと、DiamondMax Plus 5120の20.4GBタイプです。7200回転の高速ドライブで、スピードには定評がある(みたい)です。7200回転となると動作音や発熱が気になるため、某ショップで購入する際に聞いてみると、「いや、それほどでもないですよ」とのことなので、人柱になるつもりで買ってしまいました。実のところ、大本命は5400回転のDiamondMax 6800だったんですが、在庫がなかったんですね。

DiamondMax Plus 5120の主な仕様

容量 20,480MB 平均シークタイム 9.0ms
ディスク 4 キャッシュ 512KB(SDRAM)
回転数 7,200rpm インタフェース UltraDMA33

やっぱり発熱はすごいわ

 ハードディスクの換装って、データやプログラムの移行に手間がかかるので、買ってきてから3日くらい放置。仕事の切れ目をねらって、まずはテストマシンに装着してみました。
 まずは動作音ですが、思っていたほど激しくはありません。5400回転のFireBall EXに比べると、キュイーンという回転音が耳に付きますが、シーク音はそれほどでもない。カリカリというより、ゴリゴリと低く鳴り響く音です。まったく個人的な意見ですけど、ハードディスクは力強いシーク音がないとダメですね。シーク音を聞くと、「ああ、正常に動いてるんだな」って気になりませんか? だからシーク音はある程度は大きくないと困ります(笑)。
 発熱はけっこうきてます。これもFireBall EXとの比較になりますが、ランクが2つくらい違います。FireBall EXを触ると「あったかーい」ですが、DiamondMaxの場合は「あつつつつつつ」です。何も知らない人が触ったら、故障してるんじゃないかと心配になることでしょう。環境によっては、しっかりとした放熱対策が必要になりそうです。
 でも、音も発熱も心配したほどではなく、これまで通りの環境で使えそう。さらに空き容量は一気に10GB以上に増えるし、スピードもぐんとアップし、快適この上なしです。

スピードが速く、システム全体が快適に

速度比較に用いたDiamondMax(左)とFireBall EX(右)。
 手元に他の7,200回転ドライブがあれば、速度の比較ができておもしろいのですが、残念ながら5,400回転ドライブしかありません。先ほどから引き合いに出しているFireBall EXと比べてみます。
 一応、下の表に数字を出してありますが、この数字の差以上にスピードの違いを感じます。OSやアプリケーションの起動が速くなり、システム全体がきびきびと動きます。
 さらに、同じテストをベースクロック100MHzでやってみました。高速化だけを目的にするなら、ベースクロックをアップした方が効果的ですね。なぜかHDBENCHの数値は変わってませんけど、アプリケーションの起動、ファイルコピーの両方が大幅にスピードアップしています。たぶんベースクロック66MHzに10,000回転のハードディスクをつなぐより、ベースクロック100MHzにFireBall EXを接続する方が速いでしょう。

速度比較(ベース66MHz)

 

FireBall EX

DiamondMax

Photoshop4.0の起動

6.1秒

5.4秒

53.6MBのファイルコピー

34.8秒

25.8秒

HDBENCH(Read/Write)

12,218/12,847

19,211/14,649

速度比較(ベース100MHz)

 

FireBall EX

DiamondMax

Photoshop4.0の起動

5.0秒

4.6秒

53.6MBのファイルコピー

22.7秒

18.6秒

HDBENCH(Read/Write)

12,190/12,502

19,654/15,850

SOYO SY-BA6+、Celeron・300MHz、128MBメモリーでテスト。

 ついでに付け加えると、Windows95/98でアプリケーションの起動を速くするには、ハードディスクの最適化が有効です。このテストの前に、Norton UtilitiesのSpeedDiskを使って最適化しておきました。これをやらない状態だと、Photoshopの起動には上の表の1.5〜2倍の時間がかかってしまいます。
 ちなみにDiamondMaxをベースクロック100MHzで動かし、最適化をしない状態でPhotoshop4.0を起動すると6.7秒かかりました。これはベース66MHzのFireBall EXよりも遅い値です。やはりノートン先生は偉大です。

パーティションを認識できないトラブル

 テストを終わり、いよいよメインマシンのハードディスク換装へと移ったのですが、ここで領域確保したパーティションの一部が見えなくなるというトラブルが。
 僕はメインマシンのハードディスクを3つのパーティションに分割して使うことにしています。1つ目はOSやアプリケーションなどのシステム関連、2つ目はデータを入れておくスペース、3つ目はバックアップと作業用領域に使います。
 ふつうはWindows98に付いてくるFDISKで領域確保をするわけですけど、ここで僕はLinuxのFDISKを使うことにしました。もしかしたら、Windows98以外のOSを使うことになるかもしれないので、3つともプライマリパーティションとして確保しようとしたわけです。Windows98のFDISKはプライマリーパーティションを1つしか作成できず、残りは拡張パーティションの扱いになってしまいますが、LinuxのFDISKなら最大4つのプライマリパーティションを作成できます。
 で、TurboLinuxのCD-ROMから起動して領域を確保し、次にWindows98の起動ディスクからブートして各パーティションをFAT32でフォーマットします。手順に誤りはないはずです。ところが、再起動してみると3つ目のパーティションが見えない。また、2つ目のパーティションにアクセスしようとするとエラーが起きる。正常に使えるのは1つ目のパーティションのみです。
 マザーボードは拡張INT13に対応しているし、BIOSセットアップでもきちんとLBAに設定している。CHSのパラメータが正しいことはマニュアルでも確認した。果たして何が間違っているんだろう?
 エラーがある状態で使い続けるわけにはいかないので、試しにWindows98のFDISKで領域確保からやり直してみました。仕方ないので2つ目と3つ目は拡張パーティションとして確保します。で、これなら何の問題もなくアクセスできる。
 もしかして、1024以降のシリンダに確保したプライマリパーティションは正常に認識できないのか? ここで商業誌の原稿なら徹底的に原因究明するところですが、趣味でやっているウェブサイトなので疑問を提起するだけでお終いです。分かったことがあれば、追加で書きます。
 とにかく、今は何のトラブルもなく、快適に新しいハードディスクを使っています。



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