マザーボードのチェックポイント

 パーツ選びでもっとも地味でありながら、実は最も重要なのがマザーボードです。マザーボードにより、システム全体の性能や拡張性、安定性が決まってしまいます。
 いちばん注目したいのはマザーボードの信頼性です。安定して動くかどうか。僕自身もマザーボードのバグによると思われるトラブルで悩まされたことがあります。たとえば、特定の拡張カード(特にAGPバス)やドライブがつながらない、HDDやCD-ROMドライブのUltraDMAを使うとハングアップする。
 こんな具体的な症状なら対処のしようもありますが、やっかいなのはうまく動いているように見えながら、ひんぱんにハングアップするというもの。ハードウェアの設定に問題があるのか、ソフトウェアのインストールに失敗したのか、それともドライバーをバージョンアップすればいいのか。さまざまな可能性が考えられますが、実はマザーボードの設計に問題があったということもありえます。
 もちろん、トラブルを解決することが自作パソコンの面白さだと考えるユーザーもいるでしょう(まあ、そんな方はこのウェブページを見る必要ないと思いますけど)。しかし、僕は拡張バスの本数やBIOSセットアップの項目数よりも、どれだけ安定して動くかがより大事なポイントだと考えます。
 ただ、やっかいなのが安定性という項目がスペック表にはないこと。販売店や他のユーザーの意見を参考にして選ぶことになるでしょう。もっとも安全なのは、最新の製品を選ばず、一世代前の人気製品を選ぶこと。人気があると言うことは、それだけ多くのユーザーに使われ、それがメーカーにフィードバックされ、バグも大部分が解消されている。そのように推察されるからです。
 まあ、ベテランなら最新のマザーボードに挑戦するのも一つの楽しみではありますが。

マザーボードの役割とは

 メーカー製のパソコンだけを使ってきた人にとって、マザーボードとはなじみのないパーツのはず。メーカー製では基本的にマザーボードを交換することはできません。ところが、自作パソコンではマザーボードを交換することにより、どんどん新しいCPUやメモリー、拡張カードに対応していくことができます。
 マザーボードが何であるかを知るには写真を見るのが早いでしょう。12×9.6インチ(30.5×24.4センチ)の大きな基盤上に、CPUやメモリー、拡張カードなどを装着する端子が付いています。また、それらの端子を相互に接続するためのチップがいくつか設けられています。
 自作パソコンのパーツ選びでは、CPUやハードディスクにまず目がいきますが、それよりも大事なのがマザーボードに何を使うかです。マザーボードの仕様により、CPUやメモリー、ハードディスクなど他のパーツに何を選べるかが決まってくるからです。
 たとえば、PentiumIIIを使いたいならSlot1を備えたマザーボードを選ばなければならないし、K6-IIやMIIで安く済ませるならSocket7のマザーボードを選択する必要があります。また、せっかくUltraATA66の高速ハードディスクを買ったとしても、マザーボードがUltraATA66に未対応であれば、本来のスピードで使うことはできません。

マザーボードの基礎用語

 マザーボードを評価する上で、知っておきたい基礎用語を紹介します。

ATX/MicroATX/BabyAT

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