エコポイントはエコじゃないほどポイントが高い。本当にエコな生活にポイントを出すべきじゃないのか?
《2009年5月16日》 《カテゴリー:デジタルグッズ》
いったい何に使えるのか分からないままスタートしたエコポイントですが、
エコじゃない製品ほどたくさんのポイントが付くのはどうして?
たとえば、テレビは大きくて消費電力が大きなものほどポイントが高い。
エコを目指すなら小さくてエネルギー消費が少ないものにこそ、
たくさんのポイントを出すべきじゃないのか。
いや、ワンセグの方が電気は食わない。
違うな。テレビを捨てた人にポイントを出すのはどうか?
| テレビサイズ | エコポイント数 |
| 46V以上 | 36000 |
| 42V、40V | 23000 |
| 37V | 17000 |
| 32V、26V | 12000 |
| 26V未満 | 7000 |
| 買い換えをしてリサイクルを行う場合 | 更に3000 |
冗談はさておき、
液晶テレビが省エネだというのはウソである。
某家電量販店は、
「エコのためにブラウン管テレビを液晶テレビに買い替えよう」
といったキャンペーンをはっていたが、
うちの場合は液晶テレビを導入して電気代が高くなった。
同じサイズでブラウン管を液晶に替えれば、
それは確かに省エネだし、エコになるだろう。
(製造、廃棄にまつわるCo2排出は考えない)
だが、通常はブラウン管よりも一回り大きな画面サイズの液晶に買い替える。
ちょっと大きいくらいなら液晶の方が省電力だろう、
と思いがちだが、
実際に調べてみるとそうでもない。
たとえば、同じソニーの製品で比べてみよう。
ブラウン管のベガ21型(KV-21DS55)の年間消費電力は94kWh/年。
http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/products/product/spec.cfm?PD=137&KM=KV-21DS55
一方、液晶TVのブラビア32型(KDL-32F5)は120kWh/年である。
http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/products/product/spec.cfm?PD=33930&KM=KDL-32F5
20%以上も消費電力が大きいのだ。
KDL-32F5は実売価格が10万円前後でもっとも売れ筋である。
「どうせポイントが付くなら大きなものを」
と考えて同じシリーズの46型(KDL-46F5)を選べば198kWh/年だ。
http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/products/product/spec.cfm?PD=33926&KM=KDL-46F5
21型ブラウン管の2倍以上に増えてしまった。
それでエコポイントがもっともたくさん付くのだから、
何がエコなのかよく分からない。
まあ、大きなテレビの方が値段が高いし、
製造にもたくさんエネルギーを使うし、
電気をいっぱい食うから石油もたくさん燃やすし、
とにかくお金がいっぱいまわるので景気刺激の面からは有効だろう。
エコなんて看板は下ろした方がすっきりする。
サイズが同程度なら液晶の方が省電力なのは確かだ。
同じソニーで探すと22型(KDL-22J5)なら56kWh/年だ。
http://www.ecat.sony.co.jp/bravia/products/product/spec.cfm?PD=33602&KM=KDL-22J5
ブラウン管に比べて4割も少ない。
こんな機種にこそエコポイントをたくさん差し上げるべきだと思う。
ちなみにブラウン管は輝度を下げても消費電力はほとんど変わらないが、
液晶は輝度を下げると消費電力も落ちる。
やや暗めにして見れば目にも優しいし、電気代の節約にもなる。
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