今日より明日が良くなる、という時代はもう終わったのか。所得が15年間下がり続けているこの国に未来はあるのか
《2009年5月23日》 《カテゴリー:雑記》
厚生労働省が5月21日に「国民生活基礎調査」の概況を発表し、
いろんなサイトでそのニュースが流れていましたが、
中でも東京新聞がグラフ入りでもっとも詳しく伝えていたようです。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2009052202000098.html
厚生労働省が二十一日発表した「二〇〇八年国民生活基礎調査(概況)」で、〇七年の世帯当たり平均所得は五百五十六万二千円となり、平成になった一九八九年以降の十九年間で最低だったことが分かった。
世帯当たり所得は九四年の六百六十四万二千円をピークに、ほぼ一貫して下がっており、八八年並みの水準に戻った。
1994年をピークに所得が下がり続け、
今から20年前の水準になっている?
ネットのおかげで生の資料が見られるようになったので、
さっそく厚生労働省のサイトにデータを取りに行ったところ、
確かに報道の通りの数字が。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa08/
単に単身世帯や高齢者世帯が増えているだけで、
それが世帯あたりの所得を引き下げている要因になっているのではないか。
国民生活基礎調査の中には世帯数と平均世帯人員の推移のデータもあり、
世帯数は確実に増え続けています。
エクセルの形式でデータが配布されているので、
世帯数の増加を考慮に入れて計算しても、
やはりこの10年くらいは所得が減り続けているのは間違いないようです。
要因としては東京新聞の記事の中にもあるように、
高齢者世帯や非正規労働者の増加が要因となっているのでしょう。
今後は日本の人口減も加速するでしょうし、
生産性が大きく向上する見通しもなく、
所得が増えるという予想は立てにくい。
自分が小さいころは、
「どんどん経済は成長が続き、今日より明日が豊かになる」
といった時代の雰囲気というか空気があったように思いますが、
今はそういう楽観的な希望は持ちづらく、
嘆いていても仕方ないので、
「良くて現状維持」という姿を受け入れて生きていくしかないんだろうな、
なんてことをこの2・3日ほど考えています。
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