豚インフルエンザの報道に違和感をおぼえる。扇情的な見出しで売上をのばすのでなく、正しい情報を伝えて欲しい
《2009年4月28日》 《カテゴリー:》
ニュースも新聞も豚インフルエンザ一色ですが、
必要以上に騒ぎすぎているような気がします。
以前から鳥インフルエンザの情報はこまめにチェックしていて、
そのとき参考にしていたのがこのサイトです。
鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集
上記サイトの「徒然日記」をぜひ見ていただきたいのですが、
乱暴に要約すれば、
「今回の豚インフルエンザは毒性が低い」
「たとえ感染しても通常の季節性インフルエンザと違いはない」
「ただし今後毒性が高くなる可能性があるので監視は必要」
「パンデミック(爆発的な感染拡大)があるなら今年の秋から冬」
ずっとインフルエンザを追跡してきた専門家の見解なので、
信頼性は高い情報だと思います。
実際に朝日新聞の報道によると、
NYでロスで…市民に大きな変化なし
とアメリカの反応を伝えています。
こういう情報を持った上でニュースを見ると、
とんでもなくいい加減なことを言う人がいっぱいいます。
たとえば、ZAKZAKの次の記事。
豚インフル感染拡大パニック…死者、壮・青年層にも
見出しであおるのは媒体の性格上仕方ないにしても、
内容があまりにいい加減すぎます。
「日本政府も28日、新型インフルエンザ発生を宣言。最悪で国内の入院患者約200万人、死者は約64万人に達すると想定している。」
→ これは以前に鳥インフルエンザのパンデミックが懸念されたときに出した予測で、今回の豚インフルエンザの直接の予測ではない。発生源と思われるメキシコでは100人以上の死者が出ていると言われるが、米国では感染者が確認されただけで死者は報告されていない。
「従来のインフルエンザとは異なり、壮・青年層にも死者が出ていることも衝撃を呼んでいる。」
→ 季節性インフルエンザは高齢者の死亡率が高いが、1918年にパンデミックを引き起こしたスペイン風邪は若年層の死亡率が高かった。また、パンデミックが懸念されていた鳥インフルエンザも若年層の死亡率が高い。今回の豚インフルエンザに特徴的な傾向ではない。というか、まだ新型インフルエンザの特徴がよく分かっていない段階で断定できない。
「舛添要一厚労相は28日朝の記者会見で、「国民の生命と健康を守るため万全の対策を講じる」とし、国民に対し(1)正確な情報に基づき冷静に対応(2)メキシコなど発生国への渡航を避けることの検討(3)マスクや手洗いなど日常の予防策-などを求めたが、果たしてこれが予防策といえるのか。」
→ ならば、どうしろと?? 現段階では適切な対処だと思われるが…
無用な不安をあおるような報道ではなく、
正確な情報を伝えて欲しいところです。
投稿者 yasu : 2009年4月28日 16:39
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