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西武百貨店の優勝セールと江夏の21球の思い出

《2008年9月29日》 《カテゴリー:雑記

土曜日に本を買おうと池袋に行ったら、
西武百貨店が優勝セールをやってた。
西武ライオンズが優勝したのは知ってたけど、
優勝セールとは結びつかなかったなあ。
初日の午前なのに人でも大したことない。
日本が豊かになったのか、
それとも単に野球人気が衰えているのか。

優勝セールで思い出すのが、
1979年の広島・近鉄の日本シリーズだ。
自分が生まれ育った京都には、
近鉄百貨店がある。
日本シリーズ最終戦の日、
まだどっちが優勝するか分からないけど、
「きっと近鉄が勝つよね」と、
家族と一緒に近鉄百貨店へ。
もちろん優勝セールが目当てである。

1979年の日本シリーズ。
この最終戦は、
「江夏の21球」で知られている名試合だ。
知らない人はウィキペディアをどうぞ。
9回裏の近鉄の攻撃。
3対4のビハインドだが、
ノーアウト満塁の大チャンス。
外野に抜ければおそらく逆転サヨナラ。
近鉄の日本一が決まる。
近鉄百貨店の店頭に置かれたテレビの前では、
文字通り黒山の人だかりで、
もうみんな勝利を確信して盛り上がっている。
数分後に始まる優勝セールへの期待も高まる。

だが、結果はみなさんもご存じの通り。
江夏の芸術的な投球で、
あっという間にゲームセット。
静まりかえる店内。
聞こえるのはため息のみ。
優勝セールのはずが、
応援感謝セールに早変わり。
まさに意気消沈で、
とぼとぼと家路についたことを覚えています。

今から30年も前のこと。
自分が小学生だったときの話。

それから、
京都駅前にあった近鉄百貨店は店を閉め、
近鉄バッファローズも消滅してしまいました。
近鉄はけっきょく最後まで日本一になれませんでしたが、
自分がみんなと一緒にテレビの前で応援したあの日が、
もっとも日本一に近づいた瞬間だったと思います。

投稿者 yasu : 2008年9月29日 08:24

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