マイクロソフトの混乱したネット戦略と過大評価されたGoogleのビジネスモデル
《2007年02月23日》 《カテゴリー:Windows Vista》
PCWatchにこんなコラムが掲載された。
Vistaのマーケティングに透けて見えるMicrosoftのジレンマ
- Vistaの最大の特徴は.NET Framework 3.0を標準で搭載したことである
- OSのフル機能をネットサービスで利用できるようになる
- この背景にはGoogleの追い上げがある
- Microsoftは「源泉徴収モデル」、Googleは「広告収益モデル」である
- Microsoftは源泉徴収と広告収益の間でゆれている
要約するとこういうストーリーである。「源泉徴収モデル」というのはうまい呼び方だと思うが、 記事自体は具体的なデータの裏付けがないので、まゆにつばして読むしかない。まあ、誰でも漠然と感じていることなので、 そう大きく外してはいないだろう。
だが、広告収益モデルがそれほど魅力があるものなのか? ちょうど先日、電通が日本の広告費 (オリジナルのデータはこちらのファイル) を発表した。2006年の総広告費は5兆9954億円。毎年多少の増減があるが、この数年大きな変動はない。 仮にそのうちの1割をおさえたとしても6000億円。利益率が高い商売なので確かに大きな数字ではあるが、 広告費は天井がある程度は決まっている。
とはいっても、電通の調査によるとインターネット広告費は3630億円、 そのうち検索連動広告費は930億円ということでまだまだ伸びる余地はある(日本企業がGoogle AdSenseに出した広告費は電通の数字に含まれているのだろうか?)。自分は経済や経営が専門ではないので、これ以上はつっこまない。
マイクロソフトのネット戦略については、元MSKKのマーケッターがこんなことを書いている。
マイクロソフトのLiveに見る混乱したブランドがたどる道
自分もLiveが何だかよく分からなかった。去年の年末にちょっとした機会があり、マイクロソフトでレクチャーを受けて、 初めてどんなものかを理解したくらいだ。この業界にいる自分でこの程度の認識だったから、一般のユーザーがどうなのかは推して知るべし。 ただし、Liveは非常にがんばって作っているサービスであるのは事実。マイクロソフトらしく見せ方はうまいが、 ネットの世界にパラダイムシフトを起こすような画期的なアイディアが欲しいところ。今のままではGoogleの後追いでしかない。 WPFで3DコンテンツもOK? それは売りにならないと思うなあ。
でも、これだけは興味ある。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/1211/ms.htm
これこそAjaxでなく、WPFで作ればいいのに。そうしたら、みんなVistaを買わざるを得なくなる(笑)。
Vistaのおまけが独自ドメインということで。
投稿者 yasu : 2007年02月23日 08:53
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