XP&Vistaのデュアルブート環境で、XPをきれいに削除する方法。けっこう面倒だよ
《2007年01月30日》 《カテゴリー:Windows Vista》
無事にWindows Vistaも発売されたようで、
そろそろインストールされた方も多いのではないかと思います。
で、以前にデュアルブート環境でVista側を削除する方法を紹介しました。
http://www.center-left.com/blog/archives/2006/10/windows_vistaxpvista.html
今回はデュアルブート環境からXPを削除する手順を見ることにします。
XPの削除ではブートセクタの復元という作業が不要であり、
Vistaを消すよりも簡単に思えます。
しかし、WindowsフォルダやDocuments and Settingsフォルダには、
アクセス権の問題から通常の方法では消えてくれません。
Vista削除と同じようにセキュリティ設定の変更が必要になります。
削除すべきXPのフォルダとファイル
ここでは次のようなデュアルブート環境があることを前提にします。
1つ目の領域にはXPが入っていて、2つ目の領域にVistaを追加しました。
ディスクマップは次のようになっているはずです。
DVDから起動して2つ目の領域にVistaを新規インストールすると、
2つ目の領域が「C」、1つ目の領域が「D」になります。
さて、ここで注意しなければならないポイントがあります。
Vistaを削除するときは、
まずブートセクタをXPのものに書き戻し、
XPで起動して2つ目の領域をフォーマットしてしまえば、
きれいさっぱり消えてしまいました。
しかし、Vistaで起動したときは、
XPが入っている1つ目の領域をフォーマットできません。
なぜならブートマネージャのファイルが1つ目の領域に格納されているからです。
XPを削除するには、
XP関連のフォルダやファイルを個別に消していく必要があります。
1つ目の領域で削除するフォルダ、ファイルは次の通りです。
まずは基本的なところから。
面倒ならこの3つのフォルダを消すだけでもHDDの空きはぐんと増えます。
なお、Documents and Settingsを消す前にはデータの移行をお忘れなく。
・Windows(システムファイルが入ってます)
・Program Files(アプリケーションが入ってます)
・Documents and Settings(ユーザーの設定とデータです)
以下のフォルダやファイルは隠し属性がついています。
フォルダウィンドウで「整理」→「フォルダと検索のオプション」とクリックし、
「表示」タブで「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選択。
さらに同じ画面でいちばん下にある「保護された…」のチェックを外す。
こうしないと見えない点に注意してください。
環境によっては一部のファイルが存在しないこともあります。
・RECYCLER(ごみ箱です)
・ntldr(XPのブートローダーです)
・ntdetect(XPのブートローダーです)
・boot.ini(ブートローダーの設定です)
・bootfont.bin(ブートローダーが使用するフォントです)
・AUTOEXEC.BAT(以前のOSとの互換性のために存在)
・CONFIG.SYS(以前のOSとの互換性のために存在)
・pagefile.sys(XPのページファイルです)
・hiberfil.sys(休止状態を実現するためのファイルです)
XPのフォルダやファイルが削除できないときは
これらのファイルを順番に消していくわけですが、
WindowsフォルダやDocuments and Settingsフォルダを消すとき、
途中でエラーが出て削除が止まってしまうことがあります。
まず「対象フォルダへのアクセスは拒否されました」と表示され、
「続行」をクリック。
その後、リサイクル中のバーが出たまま先に進まず、
最後に失敗したとエラー画面が表示されます。


こうなったときは、
削除に失敗したフォルダのアクセス権について、
以下の手順で設定を変更するとうまくいくはずです。
(1)削除できなかったフォルダを右クリックして「プロパティ」を選ぶ。
(2)プロパティ画面で「セキュリティ」タブをクリック。
(3)「詳細設定」ボタンをクリックする。

(4)詳細設定画面が開いたら、「アクセス許可」タブを開く。
(5)「Administrators」の行が「フルコントロール」になっていることを確認。
もしここがフルコントロール以外になっていることがあれば、
コメントで情報をお寄せください。
その場合はここの手順ではできません。
(6)「編集」ボタンをクリック。

(7)アクセス許可の詳細設定画面が開く。
(8)下の方にある「すべての子孫の既存の継承可能なアクセス許可すべてを、このオブジェクトからの継承可能なアクセス許可で置き換える」
にチェックを付ける。
(9)「OK」をクリックする。
(10)そこから先も「OK」をクリックして設定を保存する。設定書き換えには時間がかかります。

これでフォルダが削除できるようになったはずです。
WindowsフォルダやDocuments and Settingsフォルダの中には、
管理者ユーザー(Administrators)がフルコントロールの権限を持っていない、
ファイルやフォルダがあるようです。
上記の設定はこれらのファイルやフォルダのセキュリティ設定を、
上位のフォルダの設定で上書きするというものです。
上位のフォルダはAdministratorsがフルコントロールを持っているので、
中のフォルダやファイルもすべて削除できるようになります。
ブートマネージャの設定を変更する
XPのファイルやフォルダの削除が終わったら、
再起動して動作に問題がないかを確認してください。
問題がなければ最後の作業にうつります。
ブートマネージャの設定です。
デュアルブート環境では起動時にOSの選択画面がでてきますが、
これが出てこないように設定します。
(1)スタートメニューの検索ボックスに「sysdm.cpl」と入力。
(2)「システムのプロパティ」が開く。
(3)「詳細設定」タブをクリック。「起動と回復」の「設定」ボタンを押す。

(4)「既定のオペレーティングシステム」に「Microsoft Windows Vista」を選択。
(5)「オペレーティングシステムの一覧を表示する時間」のチェックを外す。
(6)「OK」ボタンで設定を保存。

これでブートマネージャなしでVistaが起動します。
以上で作業は終わりですが、
どうせならHDDをいったんまっさらにして、
1つ目の領域にVistaをインストールし直すことをおすすめします。
また、この手順は、
2つのマシンで実際にデュアルブート環境を構築して実験しましたが、
間違いなどが含まれているかもしれません。
他の環境では同様の手順にはならない可能性もあります。
もしお気づきの点がありましたら、
コメントやメールをお寄せください。
その情報も反映させたいと考えています。
よろしくお願いいたします。
投稿者 yasu : 2007年01月30日 11:13
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コメント
はじめまして。こちらページを参考にさせていただきまして、XPを削除しようとしているのですが、どうにも削除できないファイルがあります。
おそらく、このページの内容と少し違い、IDE1~XP、SATA~Vistaというように別ドライブにOSが入っているため、Bootに関するデータを削除できず、フォーマットできません。
なにかよい方法をご存知でしたら教えてください。
投稿者 Vista素人 : 2007年05月28日 13:53