次世代DVDは普及するのか? 高画質は本当に求められているのか?
《2006年12月 8日》 《カテゴリー:デジタルグッズ》
プレイステーション3(PS3)ではブルーレイのビデオソフトを再生できるので、
さっそくブルーレイの映画を買ってきました。
「MI3(ミッションインポシブル3)」です。
ブルーレイだけ見ていても面白くないので、
DVDの同じタイトルもレンタルしてきて見比べました。
その結果です。
確かにブルーレイはきれい。
しかし、DVDでも十分にきれい。
ちょっと離れると見分けがつかない。
どうもMI3のオーサリングがよくないようで、
せっかくの高いビットレートを生かし切れていないような気が。
アナログ放送と地デジくらいの違いがあるのかと期待していましたが、
実際はそれほどの違いを感じることはできませんでした。
近くに寄ってみるとブルーレイの方が細部まできれいに見えるものの、
2メートルも離れるとほとんど分からなくなる。
ちなみに32型の液晶テレビとHDMIでつないでいます。
テレビ側は1080pには未対応で720pで再生していました。
DVDが登場したときはテープとの違いが明確でした。
レンタルで借りてきたテープはノイズ入りまくりのことも多く、
DVDではいつでも安定して再生できるのに驚いた人もすくなくないはず。
しかもサイズは小さいですし。
池田信夫氏の『電波利権』にこういうくだりがあります。
多くの視聴者を集めて、普通のテレビの上下を切って横長にした映像と、同じ画面のHDTV映像を並べてブラインド・ テストを行うと、20インチ前後では、ほとんどの人に見分けがつかなかった。30インチを超えると、 半分ぐらいの人が見分けられるようになり、40インチぐらいの大型スクリーンになると全員がわかるようになる。(65ページ)
これは池田氏がNHKで番組制作を行っていたときの体験談で、
NHKが必死になったハイビジョンの開発をおこなっていたときの話です。
30型クラスではDVDでもまだまだ十分と感じる人も多いはず。
高いコストをはらって急いでブルーレイやHD DVDに乗り換える必要もない。
さらにDVDが普及した原動力のひとつに、
コピーガードのCSSがやぶられたことがあります。
ガードの外し方を解説した本が堂々と販売されている状態。
PCをある程度扱える人なら誰でも簡単にコピーがとれるし、
形式を変換して携帯端末で再生することもできる。
ハリウッドの映画会社が次世代DVDに期待するのも、
高画質化によって売上げのアップを図りたいという点だけではなく、
コピーされない新方式に切り替えていきたいという動機が大きいようです。
新作はブルーレイやHD DVDでしか発売しないとか、
DVDは何カ月か遅れで発売するとか、
そういった強引な策でもとらないと移行のスピードは上がらないでしょう。
日本ではレコーダーの低価格化も重要で、
10万円を切るものが出てこないと難しいはず。
2007年中にそこまで行けるのでしょうか?
投稿者 yasu : 2006年12月 8日 15:03
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.center-left.com/cgi-bin/mt4/mt-tb.cgi/1432