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自作PCユーザーに厳しいWindows Vistaのライセンス。Linuxに乗り換えようか?

《2006年10月21日》 《カテゴリー:Windows Vista

まもなく発売されるWindows Vistaの使用許諾契約(EULA)が明らかになり、
それが自作ユーザーに甚大な影響を及ぼすかもしれません。
VistaのEULAはこちら。
http://download.microsoft.com/documents/useterms/Windows%20Vista_Ultimate_English_9d10381d-6fa8-47c7-83b0-c53f722371fa.pdf
問題になっているのは15条の「REASSIGN TO ANOTHER DEVICE」です。

メーカー製PCの場合、WindowsとPCは一対一で結びついているので、
そのWindowsを別のPCに持って行って使うことはできません。
しかし、リテール版のWindowsでは、
新しいPCを取得したとき、
古いPCのWindowsを完全に削除すれば、
新しいPCにWindowsをインストールできる、
とされてきました。

それがVistaのEULAを読むと、
「ライセンスは一回だけ別のデバイスに割り当て直せる」
と明記されています。
つまり、一度新しいPCにインストールし直せば、
二度目にPCを購入しても乗り換えはできず、
Vistaを買い直さなければならないわけです。

この件についてのマイクロソフトの見解は、
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/USNEWS/20061018/250947/?ST=win
こちらの記事が詳しいので参照してください。

さて、自作ユーザーにとっての影響ですが、
現在ショップで販売されているWindowsXPはリテール版ではなく、
DSP(Delivery Service Partner)版と呼ばれるもので、
マザーボードやHDD、FDDなどのハードウェアとセット販売されているものです。
OEM版がPCとくくりつけられているのに対し、
DSP版は個別のパーツにくくりつけられています。
マイクロソフトのサイトにもあるとおり、
http://www.microsoft.com/japan/windowsxp/lineup/
セットで販売されたハードウェアとセットで使用すれば問題なし、
という条件になっているのが特徴です。

これから焦点となるのは、
従来通りにDSP版が提供されるのか。
また、提供さえるのであればどんなライセンスになるのか。

こちらの記事によると、
http://www.winsupersite.com/showcase/winvista_licensing.asp
再アクティベーションが必要になる条件は、
XPよりもVistaの方がゆるいようです。
具体的にどういう条件で再アクティベーションが求められるか、
上の記事には明記されていないのではっきりわかりません。

しかし、リテール版のEULAをそのまま適用するのであれば、
再アクティベーションは1回に限られることになります。
たとえば、アップグレードでHDDを交換して再アクティベーションすれば、
その次にHDDを交換するともうアクティベーションできない。
厳密にEULAを適用すればVistaを買い直すしかなくなります。
実際はネットでのアクティベーションでははじかれても、
電話でのアクティベーションは受け付けると思いますが。

マイクロソフトは来週木曜日(26日)に記者発表会を開催し、
そこでVistaの価格を発表する予定なので、
そこでライセンスの問題についても言及されるかもしれません。
(マイクロソフトからの説明がなくても、きっと質問が続出するでしょう)

ここからは個人的な感想ですが、
あまり厳密で面倒なライセンスにすると、
パワーユーザーを中心にWindows離れを起こすような気がします。
Ubuntuなどデスクトップ環境でのLinuxディストリビューションも整備され、
Linuxについての深い知識と経験がなくても、
Linuxで一通りのことはできるようになっています。
自分に限っていうと、
今日からでもメインマシンをLinuxに切り替えても問題ありません。
もしハードウェア構成の変更で面倒な手続きを求められるなら、
仕事用のメインマシンは本当にLinuxにしようかと考えています。

VistaのEULAでもう一つ残念なのが、
Home BasicとHome Premiumは仮想マシンへのインストールが、
ライセンス上では許可されていないところです。
自分は仕事の関係上、
仮想マシン上でソフトの動作チェックを行うことが多く、
おそらくコンシューマー向けPCに搭載されるであろう2つのエディションを、
仮想マシン上で検証できないとなると大問題です。
「お前もTechNet Subscriptionを購読しろ」ということなのでしょうか?

投稿者 yasu : 2006年10月21日 01:01

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