地上デジタル放送は大失敗
《2005年11月 1日》 《カテゴリー:雑記》
地上デジタル放送を凍結すべき、という議論がある。
ふだん目にするのは「便利になりますよ!」という話ばかりだが、
実際にいろいろ調べてみると問題が多い。
地デジ見直しを提言するサイトにはこんなところがある。
http://www.hirataku.com/contents/seisaku/seisakus/analog1.htm
http://www.aa.alpha-net.ne.jp/mamos/digital/hatan.html
上のサイトで指摘している問題のほかにも、
まだ問題はある。
まず、地デジの受信に使うUHFアンテナ。
うちの近所のアンテナを見て回ったけど、
7割くらいはVHFアンテナしかたてていない。
東京はVHFだけで今はすべてのチャンネルを見られるから、
地デジを見るにはUHFアンテナを追加しなければならない。
あと5年でアナログ放送を終わらせようというのに、
みんなこの事実を知っているのだろうか?
地デジ対応のテレビを買ってきてつないだけれど、
ぜんぜんうつらないなんて事態が続出するはず。
また、UHFアンテナを立てる費用はどうするのか。
2011年がせまれば安い地デジチューナーも出てくるだろうけど、
アンテナを立てる費用も必要になる。
おそらく3~4万円はかかるはず。
アナアナ変換は国費を投入してアンテナの調整をしたけれど、
地デジでは受信者が費用を負担しなければならないのか。
ついでに、
東京タワーにかわる新タワーの建設計画がある。
TV局は墨田区を建設候補地として推しているようだが、
新しいタワーをつくったら、
アンテナをそっちの方に向け直さないといけない。
首都圏に何万世帯あるか知らないが、
その作業を数年のうちに完了させることができるのか。
それとも現タワーと新タワーの両方から電波を出して、
SFNで行こうというのだろうか。
SFNでは受信に問題が発生するという話も聞く。
(結局は新タワー計画は頓挫するだろうけど)
アンテナの方向を変えるという問題は、
ほかの地域でも発生するはず。
たとえば、実家のある京都。
京都は基本的にVHFだが、
京都放送という独立U局がある。
この京都放送は比叡山から電波を送信しているため、
京都ではみんなUHFアンテナを比叡山に向けている。
だが、地デジになると、
比叡山からはNHK総合と京都放送の電波しか流さない。
その他、NHK教育や民放各社は生駒山の電波を使う。
つまり、UHFアンテナの方向を生駒山に変えるか、
生駒山向きのアンテナを追加するかしないと、
見られないチャンネルが出てくるということだ。
たまたま実家が京都にあるためにこの問題を知ったが、
ほかの地域でも同様の問題が起きるのではないか。
そして、現時点でどれだけの人がそれを認識しているのか。
TV局や総務省もそのことを積極的に告知しているのか。
こんな状況では地上デジタル放送の普及なんて進まないし、
2011年にアナログ放送の停波なんてできるはずもない。
投稿者 yasu : 2005年11月 1日 02:20
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