究極の携帯オーディオとは
《2005年9月23日》 《カテゴリー:デジタルグッズ》

このグラフは携帯オーディオ機器の国内出荷の推移を表したもの。
電波新聞の 2005年4月18日に掲載されたものだ。
2005年は予測値だが、
HDDやメモリを使ったプレーヤがMDの出荷台数を追い抜くとのこと。
確かに電車などに乗っていても、
意外に多くの人がHDD/メモリプレーヤを使っている。
iPodが多いのはもちろんだが、
iRiverを使っている人もけっこう見かける。
さらに携帯電話にヘッドフォンをつないでいる人もちらほら。
そうした姿を目にすれば、
2005年に出荷台数が逆転するという予測は、
ごく自然に受け入れられる。
だが、このグラフを見て気になったのが、
MDという商品の寿命の短さだ。
MDが発売されたのは意外に最近で1992年のこと。
本格的に普及し始めたのは1995年くらいだったと思うので、
MDが主役だったのは10年足らずに過ぎないことになる。
ならばカセットテープの寿命が長かったかといえばそうでもない。
ソニーが初代ウォークマンを発売したのは1979年7月1日のこと。
当時はウォークマンが高かったので、
アイワのカセットボーイを代わりに買ってもらったのを覚えている。
カセットの携帯プレーヤが主役だったのは、
MDに取って代わられる1990年代半ばまでだから、
寿命は10年強に過ぎない。
つまり、
およそ10年周期で携帯プレーヤの主役が入れ替わったことになる。
そうすれば現在のHDD/メモリプレーヤも寿命は10年なのだろうか?
10年後には何か新しいプレーヤが登場するのだろうか?
HDD/メモリプレーヤは交換可能な記録媒体を使わず、
プレーヤに内蔵されたHDD/メモリに音楽データを記録する。
その点でウォークマンやMDプレーヤと異なっている。
ウォークマンやMDプレーヤは記録媒体からデザインや機能に制約を受けたが、
HDD/メモリプレーヤは設計の自由度がはるかに高い。
もしかするとHDD/メモリプレーヤとひとくくりにして、
ウォークマンやMDプレーヤと対比すること自体が間違っているのかもしれない。
2001年に初代iPodが発売されてから、
わずか4年で現在のiPod nanoまで進化をとげている。
おそらくHDD/メモリプレーヤは現在の形にとどまることなく、
進化を続けていくことだろう。
だが、10年後には、
まったく新しいコンセプトの携帯オーディオが登場していてもおかしくはない。
たとえば、プレーヤ側には大容量の記憶媒体を持たず、
必要に応じて音楽データをダウンロードして再生するというのはどうだろう。
10年後と言えば第4世代の携帯電話に移行している予定。
数十Mbpsという高速のデータ通信が安価に利用できるはず。
現在よりもデータ転送のビット単価ははるかに下がると思われる。
また、公衆無線LANのインフラも整備が進むかもしれない。
自宅のサーバーに蓄積した音楽をこの高速ネットで転送したり、
着うたフルみたいに好きな音楽を購入したりするわけだ。
こういう他愛もない予測をするのはとても楽しい。
投稿者 yasu : 2005年9月23日 18:35
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