パソコンの省エネ化に挑戦
《2004年8月15日》 《カテゴリー:デジタルグッズ》
ワットチェッカーというおもちゃがある。
電化製品の消費電力を手軽に計れるものだ。
これを使って、パソコンの省エネ化に挑戦してみた。
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テストに使ったのは次の構成の自作マシンだ。
CPU:AthlonXP 1700+ FSB266MHz 実クロック1466MHz
メモリー:PC2100 256MB
HDD:UATA100 80GB 5400rpm
マザーボード:Albartron KX400+
まずは標準状態での消費電力を計測する。
ベンチマークテストで最大限に負荷をかけたところが「89W」。
かなり電気を食っている。
次にBIOSセットアップでCPUの駆動電圧を下げてやる。
標準の電圧は1.5V。
まずは1.3Vまで一気に下げた。
起動しない。
ちょっと高めの1.325Vにすると、
起動はするがベンチマークが途中で止まる。
あと少しということで1.35Vにしたら、
こんどは快調に動いた。
ふたたび消費電力をはかると「81W」。
8Wの節電である。
AMDの資料によるとAthlonXP 1700+の最大消費電力は「49.4W」である。
CPUの消費電力は電圧の二乗に比例するから、
1.5Vを1.375Vに電圧を下げると、
(1.35÷1.5)^2=0.81
つまり、消費電力は約81%におさえられ、約19%の削減になる。
49.4Wの消費電力は40.0Wになり、9.4Wの節電になる。
これはワットチェッカーで計測した8Wという数値と近いところにある。
BIOSセットアップで電圧を下げると、
確かに理論値に近い線で節電が可能ということだ。
次にFSBクロックを下げ、CPUの動作周波数を落としてしまう。
AthlonXP 1700+はFSB266MHzだが、これを200MHzに設定変更する。
1466MHzの実動作周波数が1100MHzまで落ちてしまうが、
ウェブやメールに使う分には違いはほとんど感じられないはず。
動作周波数を落とすと電圧もさらに下げられる。
FSB200MHzでは1.3Vまで下げても安定動作した。
その状態でワットチェッカーの数値を見ると「66W」。
初期状態から見ると23Wも消費電力を減らせた。
ふたたび理論値を見てみよう。
CPUの消費電力は動作周波数に比例し、電圧の二乗に比例する。
この法則を当てはめると、
(1.3÷1.5)^2×(1100÷1466)=0.563
つまり、消費電力は約56%におさえられ、約44%の削減になる。
49.4Wの消費電力は27.6Wになり、21.8Wの節電になる。
ふたたびワットチェッカーの実測値と計算による理論値がほぼ一致した。
実際はFSBクロックを落とすとメモリーやチップセットの節電にもなるので、
理論値よりもやや節電量が大きくなるはず。
今回は上の写真にあるような根性試しまな板で実験したので、
電圧を乱暴に下げたけれど、
実際の環境では様子を見ながら少しずつ下げていった方がいい。
下手をするとHDDのデータが壊れたりする。
また、限界まで下げるのではなく、
少し余裕をもった設定にしておかないとダメだ。
電源に負荷がかかって電圧が瞬間的に下がることもある。
限界で使っているとハングアップしてしまうかもしれない。
投稿者 yasu : 2004年8月15日 15:26
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