管理人のバックアップ方法

 管理人は複数台のPCを利用しているため、バックアップ先として2台のNAS(LAN接続のハードディスク)を用意しています。通常は1台のNASでも十分でしょうが、バックアップを語る人間が不十分な方法でデータを飛ばしてしまうわけにはいかないので、念には念を入れています。

2台のNASに方法を変えてバックアップ

 まずはデータバックアップの方法から。2台のNASに対して、それぞれ異なるソフトでバックアップしています。1台目のNASには「DataKeeper」というソフトを使い、データが更新されるとリアルタイムでバックアップします。2台目のNASには「RealSync」を利用して、2時間ごとにPCとNASとでデータを同期させています。どちらもバックグラウンドで勝手に作業が行われるため、普段はバックアップをしているという意識はまったくありません。

 1台目のDataKeeperでは世代管理も行っていて、5世代前のデータまで保管してあります。今まで何度か古いファイルが必要になり、DataKeeperの助けを借りたことがあります。DataKeeperは現在販売されていませんが、とても優秀なソフトなのでぜひ開発・販売を再開してほしいところです。

 さらに携帯用のノートPCにも必要に応じてデータをコピーしています。外出時にノートPCを持って出るときは、RealSyncを使ってメインPCとノートPCのデータを同期。また、外出先でデータを作成したときは、帰宅後にふたたびRealSyncで同期します。つまり、データは「メインマシン」「NAS1」「NAS2」「ノートPC」の4セットがあることになります。4台のHDDが同時に壊れることはないので、データはまず安全だと考えていいでしょう。

 システムのバックアップについても2つの方法を併用しています。まず1つ目の方法から。CドライブとDドライブにそれぞれWindowsをインストールするほか、同じアプリケーションをインストールしています。つまり、1台のPCにまったく同じ環境を2つ用意しているわけです。もしCドライブのWindowsの調子が悪くなっても、DドライブのWindowsを起動すればダウンタイムなしで業務を継続できます。システムトラブルの多くはソフトウェアレベルの問題であり、ハードウェアの不調が原因になることは比較的少ないはずです。

 とはいえ、ハードディスクの故障も皆無とは言えません。そこで「Acronis TrueImage」を使い、CドライブのイメージをNASに保存しています。かりにハードディスクが故障したとしても、新しいハードディスクに交換した上でTrueImageのCDから起動し、NASのイメージをハードディスクに復元すれば元の状態を比較的短時間で取り戻せます。幸いなことに今のところイメージからの復元を実行する機会はありません。

メインのPCは3つの領域に分割

 管理人のメインのPCはハードディスクを3つの領域(C、D、Eドライブ)に分割しています。250GBのHDDを使っていますが、C/Dドライブにそれぞれ約30GB、Eドライブに残りの約180GBを割り当てています。

  1. Cドライブはメインのシステム。通常はCドライブのWindowsを起動して作業を行う
  2. Dドライブはサブのシステム。Cドライブとまったく同じ環境が作られていて、CドライブのWindowsにトラブルがあったときはDドライブから起動する
  3. Eドライブはデータ専用の領域。マイドキュメントやデスクトップはEドライブに移動。また、メールなどのデータもEドライブに保存している

 もしCドライブのWindowsがクラッシュして起動しなくなったときも、すぐにDドライブから起動して作業を続けることができます。レジストリの破損が原因であれば、Dドライブから起動して、「システムの復元」機能で自動バックアップされたレジストリを書き戻せば簡単に復旧ができます。今まで何度かレジストリの「SYSTEM」が破損して起動不能になったことがありますが、Dドライブからきの起動でうまく復元ができています。

 レジストリの修復だけでも回復できないときは、NASにバックアップしておいたイメージをCドライブに復元するという方法が残っています。幸いなことに、イメージの復元に追い込まれたことはまだありません。