Documents and SettingsをDドライブに移動する

 WindowsXPではユーザーの各種設定やデータがすべて起動ディスク(Cドライブ)の「Documents and Settings」フォルダにまとめられています。このフォルダの中にはユーザー別のフォルダが作成され、ユーザーごとに設定とデータが格納されています。右の写真を見ると分かるように、マイドキュメントもデスクトップもお気に入りもすべてこのフォルダの中に入っているのです。つまり、このフォルダをまとめてDドライブに移動してしまえば、Cドライブをシステム専用に使うことができます。

 しかし、Documents and SettingsフォルダはただドラッグしただけではDドライブに移動できません。一部のファイルはロックされていてコピーに失敗します。また、WindowsXPにも場所を移動する機能はないため、レジストリを編集しなければなりません。大きな危険が伴う作業なので、あらかじめCドライブを丸ごとバックアップしてから作業を始めるようにしてください。操作を間違えるとWindowsが起動しなくなる可能性もあります。

 また、Documents and Settingsフォルダを移動することで、思いがけない影響が発生するかもしれません。アプリケーションの中には個別に設定の変更が必要になるものもあります。もし不具合が起きたときは、バックアップファイルからCドライブを元の状態に戻すか、「システムの復元」を利用してレジストリを含むシステムファイルを復元します。

Documents and Settingsを移動する手順

  1. Dドライブに新しい「Documents and Settings」フォルダを作成する。ここにユーザーのデータや設定を保存するように設定をしていく。
  2. メニューから「ツール」→「フォルダオプション」とクリック。「表示」タブを開き、隠しファイルも表示するように設定。次に、Cドライブの「Documents and Settings」フォルダを開く。この中にあるすべてのフォルダ(ログイン中のユーザー名のフォルダはのぞく)をDドライブの「Documents and Settings」フォルダの中にコピーする。ログイン中のユーザーのフォルダはロックされていてコピーできない。
  3. いったんWindowsを再起動し、他のユーザーの名前でログオンしなおす。もし1ユーザーで使っているなら、コントロールパネルの「ユーザーアカウント」で作業用のユーザーを作成する。
  4. 手順2ではコピーできなかったユーザーのフォルダをコピーする。これでCドライブの「Documents and Settings」フォルダの中身をすべてDドライブに移動できた。
  5. 次にレジストリエディタを使ってレジストリを編集する。スタートメニューの「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力する。
  6. 左のツリーを次の順序で開いていき、「ProfileList」というキーを開く。
    「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Microsoft」→「Windows NT」→「CurrentVersion」→「ProfileList」
  7. 右側にある「ProfilesDirectory」のキー名をダブルクリックし、Dドライブに作成したフォルダ名(D:\Documents and Settings)と変更する。
  8. 左のキーのリストを見ると「ProfileList」の下には40桁くらいの数字を含むキーがある。これは各ユーザーの情報を記録したものなので、上の手順と同じように「ProfileImagePath」を新しいフォルダ名に変更する。たとえば、「%SystemDrive%\Documents and Settings\Owner」となっていたら、「D:\Documents and Settings\Owner」に変える。すべてのキーについて「ProfileImagePath」を変更する。
  9. すべてのユーザーの設定を変更したら、レジストリエディタを閉じ、Windowsを再起動する。再起動後、動作に問題がないことを確認してから、CドライブのDocuments and Settingsフォルダの中にあるユーザー別のフォルダを削除する。

フォルダ名が英語表記になったときは

 上記の方法でDocuments and Settingsフォルダを移動すると、右の写真のように「マイピクチャ」「マイミュージック」が英語表記に変わってしまいます。これを日本語表記に戻すには次の手順で「Desktop.ini」ファイルを編集します。

  1. Dドライブに移動した「Documents and Settings」フォルダを開き、その中にある「My Documents」を開く。
  2. フォルダのメニューから「ツール」→「フォルダオプション」の順に選択する。「表示」タブを開いて、「すべてのファイルとフォルダを表示する」を選択。また、「保護されたオペレーティングシステムファイルを表示しない」のチェックを外す。
  3. 右の写真のように「desktop.ini」というファイルが現れる。このファイルをダブルクリックして開く。
  4. 次のような記述をファイルの最初に追加する。
    [DeleteOnCopy]
    Owner=××
    Personalized=5
    PersonalizedName=My Documents
    ××の部分はログイン中のユーザー名を記入する。記述を追加したらファイルを保存する。
  5. 「My Music」「My Pictures」「My Videos」の中にある「desktop.ini」も同様に以下の記述を追加する。それぞれ内容が微妙に異なるところに注意しよう。また、最初からある記述は消さないように最初に追加する。

    マイミュージック(My Music)
    [DeleteOnCopy]
    Owner=yasu
    Personalized=13
    PersonalizedName=My Music
    
    マイピクチャ(My Pictures)
    [DeleteOnCopy]
    Owner=yasu
    Personalized=39
    PersonalizedName=My Pictures
    
    マイビデオ(My Videos)
    [DeleteOnCopy]
    Owner=yasu
    Personalized=14
    PersonalizedName=My Videos
    
  6. ファイルを変更したらそれぞれ保存して、Windowsを再起動する(もしくはログオンしなおす)。これでフォルダの名前が日本語表記に戻る。